大きなディスプレイを搭載しつつ、折りたたむことでコンパクトに持ち歩ける折りたたみスマートフォン。Androidではすでに製品化され、SamsungやMotorolaなど大手スマートフォンメーカーから発売されています。
Appleはディスプレイを折りたたむための機構など、さまざまな特許は申請しているものの、折りたたみiPhoneが発売されるのは2023年ごろになるだろうといわれていました。
あと3年も先の話かとおもっていたところ、海外から折りたたみiPhoneの発売が早まるかもしれないという情報が飛び込んできたのです。
Samsungから折りたたみ式ディスプレイのサンプルを要求
著名なリーカーのIce Universe氏は「AppleがSamsungに、折りたたみスマートフォンに搭載しているディスプレイのサンプルが欲しい」と打診したことをリークしました。
これまでもAppleはSamsungからディスプレイの供給を受けていて、2019年に発売されたiPhone11 Pro/11 Pro Maxに搭載されたOLEDディスプレイは、Galaxy Note10に搭載されたディスプレイと同じといわれています。
Appleはこれまでと同じようにSamsungから折りたたみディスプレイを購入することで、折りたたみiPhoneの発売が早くて2021年には実現するかもしれませんね。
折りたたみiPhoneを前倒しにした理由
Appleがここにきて行動に移したのは、おそらくMicrosoftが発売するSurface Duoがあったからではないでしょうか。
これ以上、技術差を見せつけられるわけにはいかないとAppleのハードウェアエンジニアたちが上層部に訴え、Samsungが発売しているような折りたたみスマートフォンを開発するべきだと意見したのかもしれません。
Apple内部にスパイを送り込んでいるのではないかといわれている、高い的中率を誇るリーカー、ジョン・プロッサー氏も以前、AppleはGalaxy Z Fold 2のようなモデルではなく、Surface Duoのようなデュアルスクリーンを採用したiPadを出す予定だとリークしたことがあります。
ですが今回のAppleの行動は、明らかにSurface Duoのようなモデルではない折りたたみiPhoneやiPadの登場を示唆しています。
Appleは折りたたみできるiPhoneやiPadのロードマップを、何かしらの理由で変更しなければならない状況に追い込まれたのかもしれません。
折りたたみスマートフォンの需要
発売当初は難しいだろうといわれていた折りたたみスマートフォンも、改良を加えられ何十万回もの開閉にも耐久性のあるモデルが登場しました。
調査会社のStrategy Analyticsでは、折りたたみスマートフォンの需要は今後増え、急速に成長するカテゴリになるだろうと予測しています。
折りたたみスマートフォンの市場を、爆発的に拡大させ牽引する役目となるのがAppleではないでしょうか。だからこそAppleに壊れない折りたたみiPhoneやiPadの発表に期待しています。
Source:Phonearena