Apple Watch S4から搭載されたECG(心電図)の計測機能ですが、日本国内では医療機器ではないため利用することはできませんでした。

 

いつになったら利用できるのかと考えていた人もいると思いますが、ようやく国内でも使えるようになるといったニュースが飛び込んできました。

 

医療機器の承認速報に掲載

Apple Watchに搭載された心電図計測機能は、公益財団法人医療機器センターから発行されている承認速報(9月4日版)に「家庭用心電計プログラム」、「家庭用心拍数モニタプログラム」として掲載されました。

これによってApple Watchが医療機器として認められたため、次のwatchOSのアップデートで、利用できるようになるのではないでしょうか。

 

お茶の水循環器内科ではApple Watchのデータを元に診察が受けられる「アップルウォッチ外来」を、9月7日に開始したことを公表しています。いよいよApple Watchが健康サポートデバイスとして、活躍できる環境が整いましたね。

Apple Watchに搭載されている心拍数や心電図の計測は、どのくらい信用できるのでしょうか。

 

Apple Watchで九死に一生を得た事例

海外ではすでにApple Watchの心電図機能から、一命を取り留めたニュースが報じられています。

アメリカニューハンプシャー州のバリー・マーデン氏は、健康をチェックするためにApple Watch S4を購入したそうです。ある日、装着したApple Watch S4から、心房細動の疑いがあるという通知があったのです。

 

心房細動は不整脈のひとつで、命にかかわる大病につながりかねません。マーデン氏はApple Watchのアラートを無視せず、病院へ向かい心電図を計測してもらうと心房細動であることが伝えられたのです。

 

このようにApple Watchでも正確に症状を見つけることができるため、今回の医療機器としての認証で、健康に対して注意を払っているユーザの注目を集めることでしょう。

 

どのApple Watchを買えばいいの?

現在発売されているApple Watch S3とS5であれば、心拍数を計測する機能は搭載されていますが、心電図を計測する機能はApple Watch S5のみとなります。

 

いますぐ購入しようと考えた方は、9月16日午前2時より公開されるAppleスペシャルイベントの中で、Apple Watch S6が発表されるといわれています。Apple Watch S6では血中の酸素飽和度センサーが搭載され、無呼吸状態や突然の心肺停止の危険を前もって教えてくれるようになります。

 

Apple Watchって必要って思う人も多いと思いますが、あるとiPhoneをチェックしなくてもメールやLINEを確認することができるし、短い文章なら返信することも可能です。

 

Apple Payの支払いもできるし、心拍数や心電図を計測して健康管理も簡単にできるのがApple Watchのメリットですね。

 

 

Source:公益財団法人医療機器センターお茶の水循環器内科appleinsider

Photo:Japanese Engadget

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