リリースから多くのバグが見つかっているiOS14ですが、10月21日未明、ようやく新しいiOS14.1の配信が開始されました。
さっそくアップデートを行い、バグが修正されているのかをチェックしていきたいと思います。
リリース直後からの数々のバグ
iOS14は、これまでリリースされてきた他のiOSと同様に、多くのバグを抱えてまま配信されてしまいました。
iOS14の目玉となるウィジェットで、ホーム画面に配置した時計の時刻がずれたり、配置する際の時刻がクパティーノになってしまったり、AirPods Proとの接続が切れやすいなど、様々なバグやおかしな挙動などが見つかっていました。
またApple Payを利用する際に、エクスプレスカードに設定したSuicaで、改札を通ろうとしたらクレジットカードが呼び出されてしまい、改札を通れないという新たなバグにも直面してしまいました。
ようやく配信されたiOS14.1は、本当にバグが修正されているのか、さっそくチェックしていきましょう。
確認①時計の時刻ずれ
ホーム画面に時計を配置することで、すぐに時刻が確認できる便利なウィジェットですが、表示されている時計が遅れるという現象が起きていました。
iOS14.1にアップデートしたあとで、ホーム画面に時計を配置して1時間、そのまま放置することにしました。その後、画面をチェックしたところ、時刻のずれは改善されていました。
あとはもう少し長い時間、スリープ状態にしたあとに時刻がずれていないか確認する必要がありますが、このバグは改善されたといってもいいかもしれません。
なお、配置時に選択されている地域がクパティーノになっている現象については、改善されていませんでした。配置するたびに都市を選択するのは、ちょっと面倒なので改善してほしいところですね。
確認②カーソル移動
前回の記事でもお伝えしたソフトウェアキーボードのカーソル移動ができなかった点も、Apple純正のアプリ「Pages」で確認したところ改善されていました。なお、このアプリ自体のアップデートは4週間前になるので、OSのバグ修正で直ったと考えて間違いないでしょう。
これでPagesを利用する際は、iOS13のころのような使い勝手が戻ってきました。
確認③AirPods Proの接続不安定
検証した時間が短いので、改善したといいきれませんが、少なくとも1時間程度の音楽を聴いている分には、以前のような接続が不安定になるような状況にはなりませんでした。
部屋のなかではBluetoothマウスや、無線LAN2.4GHzなどを利用しているので、AirPods Proにとっては過酷な環境です。そのなかで1時間程度、接続が安定した状態で音楽を楽しめたのは、バグが改善したとみて問題なさそうです。
ただ、AirPods Proのデバイス間でシームレス移動が機能していなかったのが、気になりましたがしばらく様子を見ながら使ってみたいと思います。
結論!iOS14.1にアップデートしよう!
これまでiOS14またはiOS14.0.1で、数多くのバグに悩まされてきた人は、すぐにiOS14.1にアップデートしましょう。アップデートはiPhone XS Maxで、30分ぐらいで完了しました。
ようやくiOS14のアップデートのなかで、注目を集めたウィジェットを堪能できるようになりました。配置したウィジェットがモザイクかかってしまうような現象も、今のところはおこっていません。
ただ普段の使い方の中で、出てくる軽微なバグや挙動がおかしくなることはあると思います。その時は、一度、iPhoneを再起動して改善されたかを確認するようにしましょう。
なお、同時にiPadOS 14.1も配信が開始となっています。iPhoneもiPadも、バックアップをしっかり取得してから、iOS14.1またはiPadOS 14.1にアップデートしていきまし
Source:MacRumors
Photo:MacRumors