海外の市場調査会社YouGovが、iPhoneを所有しているユーザに対してある調査をおこなったところ、残念な結果となってしまったことを報じています。
いったいどんな調査を行い、残念な結果となってしまったのでしょうか。
YouGovの調査結果が…
YouGovはiPhoneを所有しているユーザに対して、すでにリークされている折りたたみiPhoneについて興味があるかのアンケートをとりました。
ガジェットが好きなユーザはGalaxy Z FoldやGalaxy Z Flipのような、次世代の折りたたみスマートフォンに興味があり、折りたたみiPhoneの登場にも約13%の人が「非常に興味がある」と回答しています。
ですが、普通にiPhoneを利用しているユーザは折りたたみiPhoneには興味がなく、約26%が「まったく関心がない」、22%が「あまり関心がない」と回答しています。この数値は折りたたみ式になってもできることが変わらないiPhoneに、どこまで興味があるかが素直に出た結果といえるでしょう。
SamsungやLGの所有者は
すでに市場に折りたたみスマートフォンを投入しているSamsungやLGについて、同メーカーのスマートフォンを所有しているユーザにも同様の質問をしたところ、Samsungが15%、LGは31%が「非常に興味がある」と回答しています。
すでに市場に折りたたみスマートフォンを送り込んでいるメーカーのため、次のモデルが登場することは容易に想像できることから、回答結果に影響を与えているのかもしれません。
折りたたみiPhoneの登場に期待していますか?
以前、リークされた情報では折りたたみiPhoneに採用される折りたたみディスプレイの耐久テストを、FoxconnがSamsungからディスプレイを調達し行なっていることが伝えられています。また別のリーク情報では、早くて2023年には登場するのではないかとも伝えられていますが、ディスプレイをSamsungから調達すれば、もっと早い段階で完成してしまうかもしれません。
国内でも海外の調査結果と同じように一部のユーザは購入すると思いますが、大多数を占める「普通に使えればいい」と思っているユーザが、果たしてかなりの高額になる折りたたみiPhoneを購入するでしょうか。
またAppleも、あまり注目されていない折りたたみiPhoneに時間とコストをかけて、ごく一部のユーザだけが購入しないようなモデルに開発費と時間を割いてまで製造するかは疑問です。ですがiPhoneも機能面ではAndroidスマートフォンより遅れているといわれても、反論できない状況にあります。
この状況をひっくり返すのは、折りたたみiPhoneの登場しかないのかもしれませんね。
Source:tom’s guide
Photos:tom’s guide、Samsung