AppleはiPhoneに搭載されていたイヤホンジャックを排除し、指紋センサーを搭載したホームボタンを物理ボタンからセンサー式に変更し、最終的にはFace IDに変更するなど、多くのインターフェースを排除する流れを作ってきました。
そんなAppleが、次のターゲットにしたのが物理SIMカードスロットです。
すでにiPhone12やiPhone13、iPadにもeSIMが搭載されているため、Appleは2023年にリリースするiPhone15で、SIMカードスロットレスモデルを発売する可能性があると海外情報メディア9to5macが伝えています。
デバイスの耐久性を向上させるiPhone15
AppleはSIMカードスロットを排除するだけで、デバイスの耐久性を向上させ「壊れにくいiPhone」を登場させるのかもしれません。すでにAppleは試作を行っていて、iPhone13 Proは物理SIMカードスロットだけではなく、デュアルeSIMに対応したモデルとして発売されました。
これはeSIMが利用できる地域のみですが、iPhone15 Proに物理SIMカードスロットを排除したモデルを発売しても問題ないことを確認したかったのかもしれませんね。
なお以前リークされた情報の中には、Lightningコネクタが排除されたモデルの登場もありました。これもデバイスの耐久性をアップさせるポイントになります。どちらが実装されるのかにも、iPhone15では注目を集めそうです。
シフトしつつあるeSIM
これまでのスマートフォンは物理的なSIMカードを本体に挿入することで、契約している携帯電話会社の電話やデータ通信サービスを利用していました。
ただ物理SIMカードの場合、発行してもらうためには契約している携帯電話ショップに出かけるか、家電量販店で新たに携帯電話を買い換えるか、オンラインで発行した場合は即日利用することはできません。
それがeSIMでは、ネットを利用してセキュアにスマートフォンを利用するための情報を書き込む事ができるようになり、オンラインで契約してもすぐに利用することができるようになります。各社もeSIMに対応したプランの提供を始めていることから、Appleがリークされた情報通りeSIMのみのデバイスを発売しても対応することは可能です。
iPhone15の他の情報もリーク
まだiPhone14も発売されていないのに、すでにネットではiPhone15の情報がリークされ始めています。
物理SIMスロットレスやポートレスになるiPhone15の情報としては、ディスプレイ下に指紋センサーが搭載されたモデルや、チップセットの製造プロセスが3ナノメートルになるため、強力な省電力モデルになると伝えられています。
そんな未来に期待しながら、リリースされる時期まで待つことにしましょう。
Source:9to5mac