Appleユーザが歓喜する新製品のリリースで注目を集めた2021年が終わり、いよいよ2022年がスタートをきりました。
今年はどんなデバイスがリリースされるのか、iPhone14やApple Watch Series8だけではなく、コストパフォーマンス最強のiPhone SE(3世代)やAirPods Pro2、さらにはデザインがアップデートされるiPad(無印)が登場するのではないかと噂されています。
そんな気になるデバイスに搭載される新機能について、Appleは昨年末に特許を出願したことを海外情報メディアのPatently Appleが伝えています。Appleは、いったいどんな機能の特許を出願したのでしょうか。
Apple Watchにも体温測定機能搭載へ
以前、AirPods Pro2も体温計機能が搭載され、健康管理デバイスになることがリークされていましたが、Appleは健康管理デバイスとしてパイオニアであるApple Watchにも、同機能を搭載する内容の特許を出願したようです。
さらにApple Watchで血糖値や血圧の測定に関する特許も、出願していることから高性能な健康管理デバイスに進化することになります。
出願した特許によると、異なるセクション間の温度差を測定する構成になっています。この2つ以上の温度センサーを用いた温度感知装置は、二重熱流束温度センサーと呼ばれています。このセンサーをApple Watchの異なる場所に配置して、体温を測定できるようになります。
こうしてApple Watchでも体温を計測できるようになり、体温計を用意しなくても日々の計測ができるようになりますね。
もう一つの特許申請
Apple Watchに搭載されているデジタルクラウンは、メニューを選択したりメールやメッセージをスクロールさせたり、心電図を計測する上でのセンサーなど、多くの役割を担っています。そんなデジタルクラウンを光学式センサーに置き換えることで、可動部を減らし内部のスペースを効率的に利用するというのです。
操作方法はサイドに設けられた光学式センサー部分を上下になでると、合わせてスクロールさせることができデジタルクラウンと同等の操作性を確保できるでしょう。また以前より噂になっていた指紋センサーの搭載も可能になり、Apple Watchのロック解除がしやすくなります。
本体内部のスペースに余裕ができることで、バッテリー容量を向上させることができるかもしれません。またセンサーの置き換えでできたスペースが、Apple Watchに新機能を搭載するきっかけになるかもしれませんね。
iPadのディスプレイ部に置いたiPhone充電が可能になる機能
iPhoneやApple Pencil、Apple Watchなど、ワイヤレス充電できる機能はすでに搭載されていますが、Appleが出願した特許ではディスプレイ越しに置いたiPhoneやAirPodsなど、Appleが発売しているワイヤレス充電可能なデバイスに限り、充電できるようになるというものです。
なおワイヤレス充電に関する特許ですが、MacBookにも搭載されるようでパームレストやタッチパッド部に、iPhoneやApple Watchを置くだけで、充電できるようになります。これならモバイルバッテリーを持ち歩かなくても、iPadやMacBookに十分なバッテリー残量があれば、iPhoneのバッテリー残量が気にならなくなりますね。
Appleはこれからも技術を追求するだろう
このように新しい技術をどんどん特許取得するAppleの行動は、これからますますiPhoneやiPadなど使うユーザに便利な体験を与えるデバイスをリリースするでしょう。さらに「こんな機能があったら便利」だと思った機能も、近いうちに搭載されるかもしれません。
そんな未来を感じるデバイスの登場に、期待が高まりますね。