iPhoneやiPadにインストールされている標準マップアプリ。地図として確認することができても、Googleストリートビューのように実際の景色を眺めながら確認することはできませんでした。
2019年iOS13がリリースされたときにLook Aroundの発表があったのですが、当初はアメリカなど狭い地域でしか利用できなかったのですが、ようやく日本国内でも利用することが可能になりました。
Apple版のGoogleストリートビュー?
わかりやすくいうと「Apple版のGoogleストリートビュー」です。マップではなく実際の景色を確認することができ、タップやドラッグで周囲を確認したり、進みたい方向へ進めたりすることができるようになりました。
しかもiOS13だけではなくiPadOS13でも利用可能なので、実際に行ったことがない場所でもどの様になっているか確認することができます。
利用できる地域ですが、東京や大阪など一部の限られた地域になってしまいます。
Look Around対応の地域以外で表示させようとすると、右上にある双眼鏡のアイコンが消えてしまいます。埼玉など未だ対応していない地域もありますが、順次対応していっているようなのでデータが反映されるまで待ちましょう。
ちなみにLook Aroundのサービス提供はアメリカと日本だけで、自動車班と歩行班に分かれて撮影をしているようです。またこちらのサイトでは、現在どの地域を自動車で撮影しているのか、または歩行で撮影しているのかを掲載しています。
通行人や車ナンバーはモザイク付き
人や車のナンバープレートについてはちゃんとモザイクがかかるようになっているため、プライバシー保護に関しては万全の対策を行っているとのことです。
プライバシー保護に厳しいAppleだからこそ安心感がありますね。
これで今までGoogleストリートビューのアプリをインストールしていた人は、アンインストールしてApple純正のマップアプリを利用してもいいかもしれません。
すごくなめらかにサクサク動作するし、ここは見られないだろうと思った場所でも徒歩で撮影されているため、思ったよりマップを進める事ができました。
期待したい改善点とは
Look Aroundですが、マップで道案内を実施しているときに所々で写真を見せてくれると「今通っている道があっている」かの判断がしやすくなり、道に迷ったりすることもなくなるでしょう。
これからどんな機能が追加されていくのか、iOS/iPadOS14で進化するかもしれませんね。
Source:Apple