Apple Musicで提供が始まった「ロスレス」や「ドルビーアトモス」は、これまでの音楽体験を大きく変えるきっかけになったのではないでしょうか。ドルビーアトモスはアーティストが目の前で、自分のために弾いてくれているような、そんな錯覚を起こす臨場感を楽しませてくれます。

 

ですがAppleから、一部のモデルで内蔵されているスピーカーではドルビーアトモスが体験できないデバイスがあり、ドルビーアトモスのサポートページを更新したことで対応モデルが変更されたことが話題となっています。

 

海外サイトでドルビーアトモス対象モデルが更新

Appleが公開しているiPhoneiPadで、ドルビーアトモスを聴く方法のページに「内蔵スピーカーで再生できる対象モデルの一覧」が掲載されています。

 

掲載されている対象モデルのリストから、iPhoneに関しては「iPhone XR以降」という文字が削除され、「iPhone XS以降」に変更されました。

 

iPadに関しては「iPad(6世代以降)」と「iPad mini(5世代)」いう文字が削除され、さらに「iPad Air(3世代)」は「iPad Air(4世代)」と表記が更新されています。

 

どちらも共通して言えることは、ドルビーアトモスが「内蔵スピーカー」で再生できないだけで、AirPods ProAirPods MaxBeatsから発売されているドルビーアトモス対象のイヤホンやヘッドフォンがあれば視聴することができます。

 

Appleも情報が錯綜している

国内のドルビーアトモス紹介ページでは、記事執筆時点で掲載されている内容は更新されていないため、iPhone XR以降、iPad(6世代)iPad miniiPad Air(3世代)という表記が残っています。

 

Appleのドルビーアトモスに関するサポートページでも、情報が錯綜しているようで完全に更新が終わっていません。Apple Musicの脚注については、現時点でも更新されていないようです。

 

バグ修正が終わったのに

先日、リリースされたiOS14.7で、Apple Musicのバグが修正され、ロスレスやドルビーアトモス対応の再生が15秒で止まってしまうという現象は改善されました。

 

ですが、ここにきてドルビーアトモスの内蔵スピーカー再生対応モデルが、変更されるのはちょっとがっかりかもしれません。ただドルビーアトモスもロスレスも本領を発揮するには、対応のイヤホンやヘッドフォンを用意する必要があります。

 

特にハイレゾロスレスはlightningコネクタ対応のDACがなければ、その音質を楽しむことができないので、本気で高音質の音源を楽しみたいのであれば、きちんと環境を整えることを優先しましょう。

 

 

Source:Apple

Photos:Appleスペシャルイベント

おすすめの記事