MacとiPadの統一化はありえるのか
MacとiPadの統一化についての憶測は長い間続いており、Appleが何らかのクロスプラットフォーム化に取り組んでいるという報告が以前からありました。
Appleは、WWDC18において、iOSアプリケーションをMacで実行できるようにする計画の噂に対して、スクリーン上に「No」という文字が表示されました。
AppleはMacとiPadのアプリを完全に統合するのはしないと明確に否定しました。
今後、MacとiPadは別々の製品ラインに留まると推測されます。
海外のメディアでは、MacOSと、iOSの2つのオペレーティングシステム間の類似性は高くなっていくだろうと推測しています。
Appleのクロスプラットフォームアプリケーションの計画がMacアプリケーションとの競合するのではないかという様子もあります。
AppleがUIKitについてWWDC18で語って以来、Appleの今後の方針についてひとまずユーザーが納得の行く形で整合性が取れていると思います。
2つのプラットフォームが別々のままであり、Macでは重要とは思われないiOSアプリケーションだけが移植されるということです。
Appleのパソコンのこれまでの歴史
Appleが1983年に発売した、Tandy TRS-80 Model 100。
フルサイズのキーボードの上に小さなグレースケールのLCD画面を持つフラットなユニットです。
このデザインが現代まで踏襲され、本質的にデザインは変更されていません。
今日のラップトップは、はるかにスリムで、様々な機能が搭載されています。
Appleでさえ、現代のラップトップは最初に発売されたラップトップを微調整しているだけです。
最初のMacintosh Portableは、キーボードの右側にトラックボールを持っていました。 Powerbookモデルは、キーボードの下に移動して後でトラックパッドに置き換えました。それ以来、それは本当に洗練されたプロセスでした。
現行のMacBook Proでも初期のPowerBookとまったく同じフォームファクタを使用しています。
もちろん、スリムで軽量です。トラックパッドははるかに大きくてスマートになっています。
キーボードはより洗練されたものになっています。
今後の製品はどうなる?
パソコンは時間の経過とともに、技術が向上し筐体はよりスリムで軽量になります。
パソコンにつきまとう、熱効率の問題にも考慮する必要があります。
物理学の法則の1つでは、表面積が大きくなればなるほど熱が拡散し、デバイスの性能を低下を遅らせる効果があります。
その意味で、クラムシェルのデザインは熱を放射する大きな表面を提供します。
タブレットデザインはコンパクトですが、熱効率の観点からすれば使用中の性能低下はクラムシェルデザインのラップトップに比べればはるかに早いものになります。
時間の経過とともに性能が向上するため、改善されていますが、技術の進歩と同時に性能の向上も行なっているため、これらの問題を解決するのは容易ではありません。
MacとiPadの統一化は5年以内に起こる可能性はゼロであると予測していますが、個人的には10年以内に起こるのではないかと推測しています。
Appleが統一化に消極的であっても、将来的には統一化されるのではないかと予想しています。
ラップトップのデザインは、他者が様々な取り組みを行なっているにも関わらず、30年以上前から置き換えられていません。
ラップトップとタブレットのデザインは賛否両論の非常に異なる意見が出ており、近い将来変更されることはありません。
MacBookのタッチスクリーンが役に立つと思っていましたが、UIが主にトラックパッド用に設計されている限り、タッチパッドを搭載する必要はないと考えています。
ですが、おそらく20年後には、パラダイムシフトが起こると予想されます。
しかし、今から5〜10年は、MacとiPadsはまだ別の製品カテゴリになると予想します。
macOSとiOSは引き続きお互いに補完しあいながら共存して行くことになるでしょう。
プラットフォーム間でのアプリケーションの緊密な統合は大きな利点になります。
たぶん、MacBookは入力の第二の形式として、ある時点でタッチスクリーンを搭載すると予想されますが、デバイスは今の現状を維持し、オペレーティングシステムは明確なままです。
この推測が必ずしも正しいものとは限りません。
もしかすると、想像の上のデバイスをAppleが開発するかもしれません。
20年前に、iPhoneが発売されることを予想できた人はほとんどいません。
物理的なボタンが搭載されなくなり、タッチスクリーンになりました。
おそらく、タッチスクリーンもなくなり、新しい技術が搭載される可能性もあります。
そうした新しい技術を取り入れて、常に進化して行くことを私たちは楽しみにしています。
Source:9to5Mac