インターネットを見ていると正式版がリリースされていないのに、iOS14をインストールして「こんな風にかわった」とか「新しい機能が使いやすい」などの情報を公開している人をよく見かけます。
でもどうやって正式リリースされていないiOS14を手に入れているのでしょうか。ちょっと気になりますよね。
現在公開されているのは開発者向けベータ版
WWDC2020で発表されたiOS14は、現在開発者向けに提供されているベータ版になります。
このバージョンは、ソフトウェアを開発している会社が提供しているアプリを、新しいOSのリリースに間に合うように開発途中でも構わないので、インストールして確認をしたいといったアプリを開発している企業や人向けのバージョンになります。
しかもこのバージョンは誰でも簡単にダウンロードできるものではなく、年額11,800円のApple Developer Programの登録が必要です。
このプログラムに登録さえすれば、たとえ開発者がなかったとしてもiOS14をダウンロードして、一足はやく体験することができます。ただそのためだけに年額11,800円を捻出するのはという方は、パブリックベータ版が提供されるまで待つしかありません。
パブリックベータ版とは
パブリックベータ版は、開発者向けではなく一般的に公開されるバージョンですがまだまだ完成していないため、テスト的に使ってもらいバグを報告してくださいというバージョンになります。
バグの報告が義務となっているわけではないのですが、報告されることでバグが改善され正式版としてリリースされます。この重要な役目を担いたいと思う人は、ぜひApple Beta Software Programに参加しましょう。
なおここで知り得た情報はネットなどで公開することはできず、一部の規約を守れていないユーザがSNSなどで情報をリークしてしまっている状況です。
パブリックベータ版をダウンロードする場合、ユーザ登録は必要ですが無料で参加することができるので、機種変更をして使っていないiPhoneに、パブリックベータ版をダウンロードして使ってみてはいかがでしょうか。
ベータ版だからバグだらけ
開発途中のOSになるため目立ったバグだけではなく潜在的なバグも含まれているため、正式版のように安心して利用することは難しいでしょう。
第一、そういったバグを見つけてもらい情報の提供を受けて修正するのが目的であるため、安定して使ってみたいという考えは捨てたほうがいいです。
このバグによってどのような事態が発生するかわかりかねてしまうため、メインで利用しているiPhoneにインストールするのは避けましょう。
消えてしまっては困る機種はさけて、いち早くiOS14を使って見たい方はあくまでも自己責任で行ってくださいね。