Face ID
読み:ふぇいすあいでぃー
それまでiPhoneで採用されていたTouch ID(指紋認証)に変わる、新しい認証方法としてiPhone Xから搭載されたのがFace ID(顔認証)機能です。
それまでTouch IDで行ってきたiPhoneのロック解除や、App Storeなどコンテンツの購入、Apple Payでの支払い時に認証として使用されます。
搭載されたモデルはiPhone11やiPhone11 Pro/Pro Maxに搭載されていますが、2020年4月27日に発売されたiPhone SE(2世代)は非搭載の機能となります。
仕組み
Face IDはTrueDepthカメラという顔認証に必要な複数のパーツから構成されています。
- 赤外線カメラ
- ドットプロジェクター
- 近接カメラ
- 投光イルミネーター
- 環境光センサー
- フロントカメラ
ドットプロジェクターが顔に3万個の赤外線ドットを配置し、顔の凹凸を赤外線カメラで読み取れるようにします。
暗い場所でも顔認証ができるようする投光イルミネーターや、顔との距離を計測する近接カメラなどで実現されています。
メリット
ホームボタンに搭載されたセンサー部分を触る必要がなく、立ち上がりと同時に認証されロックが解除できる点です。またセンサー部分をコンパクトにすることができるため、ディスプレイのインチ数を大きくすることができるようになりました。
デメリット
顔を覆い隠してしまうマスクを着用している時に認証ができない点です。マスクをつけることで顔の凹凸が読み取れなくなり、保存されているデータとの照合ができないためです。
またFace ID機能を構成するためのパーツ類がTouch IDより多く、iPhone本体価格が高騰した一つの原因といわれています。
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