iPad Pro11インチ(第1世代)と同時期に発売されたiPad Pro12.9インチ(第3世代)。
カラーバリエーションは、iPad Pro11インチ(第1世代)と同じになっており、スペーグレイとシルバーの2種類となっています。容量も同じで64GB、256GB、512GB、1TBの4種類となっており、Wi-FiモデルとCellularモデルの2つのラインナップとなっています。ディスプレイが大きくなっているので11インチと比較すると価格が高くなっています。
性能・便利機能
2017年に発売されたiPad Pro12.9インチ(第2世代)と大きさは変わっていませんがiPad Pro12.9インチ(第2世代)では「Retinaディスプレイ」だったのが今回のiPad Pro12.9インチ(第3世代)では「Liquid Retinaディスプレイ」に変わっています。「広色域ディスプレイ」、「反射防止コーティング」、「True Toneディスプレイ」、「対指紋性撥油コーティング」も施されているので映り込みも軽減され、忠実な色味と幅広い色彩を再現しています。iPad Pro12.9インチ(第3世代)では、「IPSテクノロジー」が搭載されたので様々な角度からでも綺麗に画面を映し出すことが可能になっています。
バッテリーの駆動時間は、従来のiPad同様に10時間となっています。長時間使用することが可能なので屋外での作業でも安心して使用することが可能です。
iPad Pro12.9インチ(第3世代)では、Touch ID・ホームボタンが廃止になったことでTrueDepthカメラが搭載されたことにより、Face IDが可能になっています。顔認証で画面のロックを解除したり、個人データの保護が可能になっています。Siriを使用することも可能ですがSiriの起動の仕方がiPad Pro12.9インチ(第2世代)と異なっており、スリープボタンを長押しすることでSiriを起動することが可能です。
リアカメラの性能は、あまり変わっておらず静止画では、1200万画素となっており、動画では、4K HD画質に対応しています。バーストモードや5倍のデジタルズームなども使用することは可能です。iPad Pro12.9インチ(第2世代)では、6枚構成のレンズだったのが今回のiPad Pro12.9インチ(第3世代)では5枚構成のレンズとなっています。
フロントカメラの画素数などは、iPad Pro12.9インチ(第2世代)とは変わっておらず、700万画素となっています。動画でもフルHD画質に対応しています。今回のiPad Pro12.9インチ(第3世代)からはポートレートモードが新たに使いされており、背景をぼかすことで被写体を綺麗に見せるという機能が使いされています。これは、フロントカメラのみ追加されているのでリアカメラには追加されていません。
今回のiPad Pro12.9インチ(第3世代)とiPad Pro11インチ(第1世代)で初めて搭載されたA12X Bionic。A10と比較するとマルチコア性能が90%高速化されているので処理速度がかなり向上しています。「ニュートラルエンジン」という専用のニュートラルネットワークハードウェアが搭載されたことで毎秒5兆回の処理を実行することが可能になっています。メモリ容量は、本体の容量によって変わっており、64GB、256GB、512GBには4GBのメモリが搭載されており、1TBには6GBのメモリが搭載されています。
スリープボタンは、今までのiPad同様に搭載されており、右上に配置されています。前回までのiPad Proでは、ホームボタンを長押しすることでSiriを起動することが可能でしたが今回のiPad Proからはスリープボタンを長押しすることでSiriを起動することが可能になっています。左上に配置されていたイヤホンジャックは廃止されています。
ボリュームボタンも従来通り搭載されており、サイズやデザインなどはほとんど変更されていません。音量をボタンで調整することが可能ですがコントロールセンターからも音量を調整することが可能です。
iPad Pro12.9インチ(第2世代)では、Ligtningコネクタでしたが今回のiPad Pro12.9インチ(第3世代)からはUSB-Cコネクタに変わっています。Ligtningコネクタは、端子がむき出しだったことでショートしやすいというデメリットがありましたがUSB-Cコネクタは端子が覆われているのでショートしにくいというメリットがあります。
今回のiPad Pro12.9インチ(第3世代)では、Apple Pencil(第2世代)と接続することが可能になっています。Apple Pencil(第1世代)では、Ligtningコネクタに接続することでペアリングができましたがApple Pencil(第2世代)では、本体側面についている磁器コネクタにくっつけるだけでペアリングが可能なっています。
Apple Pencil(第2世代)は、ダブルクリックすることでツールを変更することが可能になっています。
Smart Keyboard FolioをSmart Connectorに接続することでキーボードを使用することが可能になっています。Smart Connectorは、背面に搭載されています。Smart Keyboard Folioを接続することでキーボードが使用できるので作業効率が格段に上がります。