2019年にiPad Air(第3世代)が発売され約1年後の2020年に登場したiPad Air(第4世代)。容量は、64GB、256GBの2種類となっており、カラーバリエーションは、シルバー、スペースグレイ、ローズゴールド、グリーン、スカイブルーの5色となっています。iPad Air(第3世代)と容量は同じになりますがカラーバリエーションが増えています。iPad Air(第3世代)との違いはホームボタンが無くなったこととA14 Bionicチップが搭載されているところです。OSは、iPad OSに対応しているのでiPadに適したシステムを使用することが可能です。
性能・便利機能
ディスプレイは、「Liquid Retinaディスプレイ」となっており、大きさも10.9インチとなっています。iPad Air(第3世代)では、「Retinaディスプレイ」で大きさが10.5インチだったので若干大きくなっています。「耐指紋性撥油コーティング」や「反射防止コーティング」もそのまま残っているので指紋が目立ちにくく、拭き取りやすくなり、反射を抑えてくれるので屋外でもディスプレイが見えやすくなっています。
バッテリーの駆動時間は、iPad Air(第3世代)と変わらずビデオ再生やオーディオ再生で最大10時間となっています。Cellularモデルでは最大9時間となっているのでこれもiPad Air(第3世代)と変わっていません。搭載されているCPUの性能が向上し、処理速度が上がっている状態でも同じ駆動時間なのでバッテリーの性能も向上していると思われます。
iPad Air(第3世代)と同様にTouch IDは搭載されていますがホームボタンは廃止になっています。ホームボタンが無くなったことでスリープボタンにTouch IDが搭載されており、このボタンで指紋認証を行います。指紋認証を行うことでウェブ上やアプリ内での支払いを行うことが可能になります。
リアカメラの性能も向上しており、12MP広角カメラなっており、ビデオ撮影でも4Kのビデオ撮影に対応しています。iPad Air(第3世代)では、8MPカメラで動画撮影ではHDだったので性能が向上していることがわかります。さらに、4K撮影中に8MPの静止画を撮影することも可能なっています。
フロントカメラの性能も向上しています。7MPの写真という点では同じになりますがスマートHDRが可能なっているので設定することで様々な場面でHDRっぽい写真を撮ることが可能なっています。スマートHDRを具体的に説明すると逆行での撮影で人の顔が暗くなりにくくなり、背景が白飛びしないレベルに抑えてくれるので肉眼で見た時と近い写真を撮ることが可能になっています。
iPad Air(第4世代)にはA14 Bionicチップが搭載されています。iPhone12にも搭載されているモノでA13 Bionicチップと比較するとCPUが40%高速化し、GPUが30%高速化しています。iPad Air(第3世代)ではA12 Bionicチップが搭載されていたのでiPad Air(第3世代)と比較するとかなり性能が向上しています。
従来のiPad Air同様にスリープボタンも搭載されています。本体の右上に搭載されており、サイズやデザインなどはほとんど変わっていません。しかし、Touch IDがスリープボタンに搭載されています。これにより、指紋認証はスリープボタンで行えるようになっています。
スリープボタン同様にボリュームボタンも搭載されています。ボリュームボタンで音量の調整を行うことが可能でコントロールセンターでも音量の調整を行うことができます。ボリュームボタンは本体の右側面の上の方に搭載されています。
iPad Air(第4世代)では、コネクタがUSB-Cコネクタとなっています。iPad Air(第3世代)ではLigtningコネクタだったのでコネクタも変わっています。
iPad Air(第4世代)では、Apple Pencil(第2世代)に対応しています。磁器コネクタとApple Pencil(第2世代)を接続し、ペアリングすることで使用することが可能になっています。Apple Pencil(第2世代)では、ペン先をダブルタップすることで最近使用したツールにすぐに切り替えることが可能になっているので作業効率アップが図れます。
iPad Air(第4世代)でもSmart Keyboard Folioに対応しています。別売りのiPad Air(第4世代)・iPad Pro(第2世代)用Smart Keyboard Folioを背面に装着することでSmart Keyboard Folioを使用することが可能になります。キーボードの音も静かで画面をタップするよりも入力速度が上がるので作業効率アップに期待できます。