2020年に発売されてiPhone12ProMax。
iPhone11ProMaxが6.5インチに対してiPhone12ProMaxは、6.7インチと僅かに大きくなっています。容量は、iPhone12Proと同じく、128GB、256GB、512GBとなっています。カラーバリエーションもiPhone12Pro同様にシルバー、グラファイト、ゴールド、パシフィックブルーの4色となっています。
性能・便利機能
ディスプレイは、6.7インチの「Super Retina XDR」となっており、オールスクリーンOLEDディスプレイとなっています。iPhone11ProMaxが6.5インチだったので少しサイズが大きくなっています。「True Tone」や「広色域」はそのまま残っているので鮮やかな色味が特徴的です。また、「耐指紋性撥油コーティング」も残っているので指紋が付きにくく、拭き取りやすくなっています。
バッテリーの性能は、iPhone11ProMaxとほとんど変わりはなく、ビデオ再生なら最大20時間、ビデオストリーミングなら最大12時間、オーディオ再生なら最大80時間となっています。iPhone12Proと比較するとバッテリーの駆動時間は長くなっていますがiPhone11ProMaxと比較すると同じになっています。また、ワイヤレス充電にも対応しているので別売りのアダプタを使用することでワイヤレス充電が可能になっています。
従来のiPhone同様にApple Payにも対応しており、クレジットカードを登録することでウェブ上やアプリ内で支払いをすることが可能なっています。また、交通系電子マネーも登録することができ、OSのバージョンアップで今まで「Suica」しか登録できなかった交通系電子マネーも「PASMO」も登録することが可能なっています。支払いをするときにはFace IDを使用します。
iPhone11ProMaxでは、A13 Bionicチップが搭載されていましたがiPhone12ProMaxでは、iPhone12同様にA14 Bionicチップが搭載されています。A13 Bionicチップよりも性能は向上しており、CPUなら約40%高速化しており、GPUなら30%高速化しています。CPU、GPUどちらも高速化しているので処理速度も向上しています。
iPhone11ProMax同様にFace IDもそのまま残っており、顔認証で画面ロックをすることが可能です。また、Apple Payの支払いも顔認証で行うことが可能です。iPhone12ProやiPhone12でも廃止されているようにTouch IDはなくなっているので指紋認証は使用することができません。
スリープボタンも今まで通り搭載されており、本体の右上に搭載されています。これを押すことでスリープモードにでき、長押しすることで電源のオンオフを行うことが可能です。
Pro12MPカメラが搭載されており、ポートレートモードや6つのポートレートライティングもそのまま搭載されています。iPhone11ProMaxでは、デジタルズームが最大10倍だったのに対してiPhone12ProMaxでは、デジタルズームが最大12倍と向上しています。
また、iPhone11ProMaxでは光学ズームが2倍だったのがiPhone12ProMaxでは、2.5倍とこちらも向上しています。さらにビデオ撮影では「Dolby Vision」対応HDRビデオ撮影が可能なっている世界初の端末になっています。iPhone12Proと同様にナイトモードでも超広角、広角が使用可能になっているのでカメラの性能も向上しています。
リアカメラの性能が向上していますがインカメラの性能も上がっています。12MPというところは変わっていませんがナイトモードでタイムラプスが可能になり、手ぶれ補正機能を使用したタイムラプスも可能となっています。OSのバージョンアップに伴い、「QuickTake」が可能になっており、ビデオ撮影をしながら写真を撮ることが可能なっています。
スリープボタン同様にボリュームボタンも搭載されており、本体の左上に搭載されています。これを押すことで音量調整を行うことが可能でコントロールセンターでも音量の調整を行うことができます。
SIMは、nano-SIMとe-SIMに対応しており、Micro-SIMには対応していません。e-SIMの場合、初期化をすることで情報が消えてしまい、再度接続するには手数料が掛かる場合があるので注意しましょう。
充電の規格は従来と同じようにLigtningコネクタとなっています。Ligtningケーブルを接続することで充電を行うことが可能でPCと接続することでファイルの転送を行うことが可能です。
iPhone12から登場したMagSafe。背面に磁石が搭載されたことで「アラインメントマグネット」や「マグネットアレイ」を装着することが可能です。MagSafeに対応したワイヤレス充電器も登場しているのでこれを背面にくっつけることで充電することが可能になっています。