2013年9月に発売された、カラフルなボディーが特徴の「iPhone5C」。前年モデルのiPhone5と同レベルの機能を搭載し、大幅なコストダウンを実現しました。そのため、たくさんのユーザーに手に入れやすいモデルになっています。また、「ブルー」、「グリーン」、「ピンク」、「イエロー」、「ホワイト」の5種類のラインナップを用意し、ポリカーボネートをメインの素材として、これまでのiPhoneとは一味違う仕上がりになりました。
性能・便利機能
iPhone5と同じ時期にリリースされた「5C」は、過激化するスマートフォン市場の競争に勝ちたいというAppleの戦略意図が読み取れます。「ある程度のスペックは必要だけれども、高すぎるのはちょっと…」というユーザー心理の期待に応えたこのiPhone5Cでは、A6プロセッサ、4インチディスプレイなど、基本的にはiPhone5の機能を受け継いでいますが、バッテリーの持ちがアップするなど異なる点もあります。
iPhone5と比べて、3G通話、LTE通信時で2時間伸びています。バッテリー容量も明らかになっており、iPhone5の1,440mAhよりも少し大きい1,507mAhです。
iPhone5よりも20g重たくなり、1~2mmくらいサイズも若干大きくなっています。
iPhone史上初の大型アップグレードとなった「iOS7」を搭載するiPhone5cでは、デザインや操作性が大きく変わり、カラーバリエーション以外での外見の変化はあまりないものの、中身的に大きく変化しました。
16GB、32GB、64GBが用意されているiPhone5Sに対して、16GBと32GBのみなので、アプリなど多くのデータ容量を使う人は、慎重に選びたいところです。
非常にシンプルなデザインのiPhoneにおいて、ホーム画面に戻るなど、ホームボタンの役割は非常に大きいです。
iPhone上部にあり、前行モデルと同じ。画面の消灯や電源のオフなど、あらゆる場面で使います。
リアカメラ(メインカメラ)は、800万画素、f2.4に対応しています。また、1,080pの高画質ビデオが撮影でき、パノラマ撮影や手ぶれ補正機能も追加しました。iPhone5時代からカメラには定評のあるAppleで、インスタントフィルターやトイカメラ風の加工ができるようになるなど、写真撮影が好きな人にかなり重宝すると思います。
インカメラは、120万画素で720pのHDビデオ撮影が可能です。
前モデルと同様、本体左側にあります。
2003年以降のiPodなどで、長年採用されている「30pinドックコネクタ」から「8pinライトニングコネクタ」に変更しました。小さく、より軽くなった新しいライトニングコネクタは、充電ケーブルなど今まで使っていたアクセサリなどが使えないこともあるので、購入する際は注意が必要です。
カラフルでポップなデザインは、多少チープ感が否めないので…との声もありましたが、樹脂製のボディーは素材そのものに色がついているため、簡単に剥がれるような塗装ではないので安心してください。