2017年に、iPhoneXと同時に発売された「iPhone8/8Plus」。
ガラス仕様の背面になったり、iPhoneで初めてワイヤレス充電に対応するなど、未来のiPhoneの先駆け的な端末となるでしょう。画面サイズは、iPhone7と同様、4.7インチ、ゴールド、シルバー、スペースグレイの3種類が発売されています。容量は64GBと256GB。カラーバリュエーション自体はiPhone7と比べて、減ったものの、背面ガラス仕様になったことで従来のiPhoneよりも大人っぽくクールなデザインになりました。
性能・便利機能
iPhoneシリーズ初となるワイヤレス充電、USB-C充電アダプタによる高速充電に対応するなど、背面をガラス仕様にしたことで、今まで待ち望むファンが多かったワイヤレス充電が実現したのです。iPhone8のワイヤレス充電は、「Qi(チー)」という国際基準規格に対応しているので、Apple公式サイトから専用の充電器を購入しなくても、他で販売されているより安価なものを利用できます。
iPhone7と比較して、バッテリー容量自体は1,960mAh→1,821mAhに減っています。ただ、実際の駆動時間では、iPhone7と同じ13時間となっており、バッテリーはあまり気にしなくてもよさそうです。
最近、街中でも使う人が増えている「ApplePay」ですが、iPhone7までは登録可能枚数が8枚だったのに対し、iPhone8では最大12枚に増えました。
Apple自身も「これまでのスマートフォンの中で最もパワフルで、最も賢いチップ」と強く紹介しており、高性能な6つのコアと43億個のトランジスタが搭載されている「A11 Bionic」は、iPhone8の大きな魅力です。この高性能なA11 Bionicによって、バッテリー容量自体はiPhone7よりも減っていますが、駆動時間は同じ13時間を実現しているのです。
ホームボタンは、iPhone7と同じ感電式になっています。iPhone6以前のように、しっかり押さなくてもいいので、使いやすいですが、もし感電式ボタンに慣れていないという人は、iPhone8でも「設定」から変更が可能です。「設定」→「一般」→「ホームボタン」の順番。
スリープボタンは、これまでのiPhoneと同様に、右上に配置されています。形や大きさもほとんど変わらず、これまでと同じと思ってよさそうです。
iPhone8では、4k動画を60fpsでの撮影が可能になりました。iPhone8Plusには、7Plusと同様、デュアルカメラが搭載されており、望遠側はF2.8のまま、手ぶれ補正もそのまま、iPhone8Plusではシャープに背景をボカさられるようになりましたが、注目すべきは「ポートレートライティング」という機能です。この機能は、人物を検出し、人物の光の当たり具合(ライティング)をデジタル処理で調整するもので、今まで逆光時などでは顔が暗くなってしまうことが多かったiPhoneのカメラですが、ライティングを調整するため、より鮮明でキレイな写真が撮影できるようになりました。自然光、スタジオ照明、輪郭強調照明、ステージ照明、ステージ照明(モノクロ)の5種類のライティングがあり、状況に合わせて光の調整ができます。
調光センサー部分が少し違いますが、基本的にiPhone7と同じ作りです。700万画素は、iPhone7と同じですが、60fpsの4K動画の撮影に対応したのが大きなポイント。iPhone7では30fpsのみの撮影でしたが、24fps、30fps、60fpsから選べるようになったのはカメラ好きには嬉しいポイント。
「マナースイッチ」や「ボリュームボタン」は、これまでと同様、左上にあります。形状やサイズもほとんど変わりがなく、ボタン部分には防水のためオレンジ色のゴムが貼り付けられています。
iPhone7と同じで、イヤホンジャックは廃止されたまま。その他も、iPhone7とあまり変わりはなく、今まで2本あったWi-Fiアンテナが1本の平体ケーブルになったことくらいでしょうか。通常のコード付きのイヤホンでは、変換アダプタなしだと使えないので、iPhone8を購入予定の人は、ワイヤレスイヤホンを買うことをオススメします。これからの時代、イヤホンもどんどんワイヤレス化することが予想されますし、線が引っかからないのは本当に便利なので、一度検討してみてださい。 iPhoneの最新モデル「iPhone8」、デザインや機能が向上し、iPhoneXよりも少し安く購入できる端末なので、最新モデルが欲しいという人に最高のiPhoneとなるでしょう。