2012年に発売されたiPad3。
iPad2と同じように容量は3タイプ登場しており、16GB、32GB、64GBとなっています。カラーバリエーションもiPad2と同じく、ブラックとホワイトの2種類となっています。容量とカラーバリエーションは、全く変わっていませんが重さなどは若干iPad2よりも重くなっていて若干、厚みが増しています。
性能・便利機能
iPad3で初めて「Retinaディスプレイ」が搭載されており、iPad2と比較すると2倍の解像度を持っています。サイズなどは変わらず、9.7インチですが解像度が2倍になっているのでかなり画質が綺麗になっています。
バッテリーの駆動時間は、最大10時間となっており、初代iPadやiPad2と変わりません。ですが、A5XチップがA5チップに比べて消費電力が増大しているのでiPad2よりもバッテリーの減りは早く感じるかと思われます。
初代iPadから搭載されているホームボタンですがTouchIDは搭載されていません。その為、指紋認証を使用することはできません。
スリープボタンの位置は、初代iPadから変わっておらず、右上に搭載されています。サイズやデザインは変わっていません。
インカメラの性能も向上しており、iPad2では、30万画素だった画素数もiPad3では、120万画素に向上しています。動画撮影では、VGA画質でほとんど変わっていないですが静止画の性能はかなり向上しています。
リアカメラの性能も向上しており、iPad2では70万画素だったのがiPad3では、500万画素になっています。インカメラでは、動画が全く変わっていないですがリアカメラは動画の方も向上しており、iPad2ではHD画質でしたがiPad3では、フルHD画質に対応しています。
iPad2と比較すると写真も動画も綺麗に撮れるようになっています。
iPad2には、A5チップが搭載されていましたがiPad3からはA5Xチップが搭載されています。メインメモリは変わっていませんがバス幅がA5だと64ビットに対してA5Xからは128ビットに変わっています。また、メモリ帯域は、6.4GBから12.8GBになり、メモリ容量は、512MBから1GBになっています。メモリが増えているので処理能力も向上しています。ただ、A5と比較すると電力消費が大きくなっています。
iPad2同様にWi-FiモデルとCellularモデルが登場しています。価格もCellularモデルの方が高くなっていますがiPad2と比較すると多少値段が安くなっています。
「ボリュームボタン」、「マナースイッチ」の場所もiPad2の時と変わらず、左上に配置されています。大きさやデザインも変わっていません。
初代iPadから搭載されている30ピンDockコネクタですがiPad3でもこれが搭載されています。iPad4からは、LigtningコネクタになっているのでiPad3が最後の30ピンDockコネクタとなっています。
iPad2では使用することができなかったSiriがiPad3からは使用できるようになっています。話しかけるだけで天気予報やWebブラウザを起動することができるようになっています。