ワシントン(CNNMoney) 米アップルの新しいスマートフォン「iPhone(アイフォーン)7」にはインテル製のモデムを搭載したものとクアルコム製のモデムを搭載したものがあるが、2つの処理速度に違いがあり、クアルコムのモデムを搭載したiPhoneのほうがインテルのモデムを搭載したものよりもパフォーマンスが30%良いという調査結果が24日までに明らかになった。米セルラー・インサイツが発表した。

セルラー・インサイツが調査したのは「7Plus」だけだが、この2種類のモデムは「7」にも採用されている。

処理速度の遅いiPhoneを手にしないためにはどうすればいいのだろうか。セルラー・インサイツによれば、ベライゾンやスプリントで契約できるiPhoneは大丈夫だという。日本や米国、中国では、クアルコムのモデムを搭載したiPhoneが販売されている。ただ、米国ではTモバイルやAT&Tで契約できるiPhoneにはインテルのモデムが搭載されている。

インテルのモデムを搭載しているかどうかは、型番を調べればわかるという。インテル製のモデムが入っているモデルは「A1778」と「A1784」。

ただ、インテルのモデムの処理速度が遅いといっても、利用者を悩ませるほどではないかもしれない。セルラー・インサイツのテストによれば、インテルのモデムを搭載した「7Plus」の処理速度は、受信状況の良くない「6S」の速度と同程度だという。

アップルが2種類の処理速度を提供している理由は不明。

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